ふちもと優子様(SAN&ブランドアドバイザー)に聞くSAN&の魅力

ふちもと優子様(SAN&ブランドアドバイザー)に聞くSAN&の魅力

和のコトデザイン ふちもと 優子様に伺うSAN&と器の魅力

今回、2024年からはSAN&ブランドアドバイザーにご就任頂いている、ふちもと優子様にSAN&魅力やいま感じていることをお伺いしました。

ふちもと様は日本の伝統文化をテーブルコーディネートにとどまらずライフスタイル全般に取り入れることを提案され多方面でご活躍中です。

Profile

和のコトデザイン ふちもと 優子

日本の伝統文化を現代の暮らしに取り入れて愉しむライフスタイルを提案。歳時記や年中行事を愉しむしつらえやテーブルコーディネート、日本茶の愉しみ方、折形や水引を使った和包みレッスンにも力を注いでいる。
また、企業のテーブルウェア販売促進や商品開発にも携わっている。


 歳時記を愉しむ和包み講座を神戸にて開講中

 


■食空間スタイリスト

■和包み研究家

■インテリアコーディネーター

■SAN&ブランドアドバイザー

Instagram : wanokoto_life

 

ふちもと優子さんとSAN&の出会いについて

——SAN&のブランドアドバイザーとして就任いただきましたが、普段のふちもとさんのお仕事についてお伺いさせてください

テーブルコーディネーターとして主に百貨店やショップのテーブルコーディネートディスプレイなど、企業様の販売促進のお手伝いをしています。

また、「日本の伝統文化を日常の暮らしに取り入れて愉しむ」をコンセプトに歳時記、年中行事のしつらえやテーブルコーディネート、日本茶の愉しみ方、折形や水引を使った和包みの講座を開催しています。



 

——ふちもとさんのアイデアやアドバイスは我々SAN&でも大変勉強になることが多いのですが、SAN&のブランドアドバイザーになっていただけたきっかけなど教えていただけますでしょうか

SAN&様とは、ブランドができる前に神戸阪急で開催されたテーブルクリエーションイベントでコラボテーブルを作らせていただいたのが直接の出会いとなりました。

その後SAN&ブランド立ち上げの際に改めてご縁をいただき今日に至ります。

 

——その節は大変お世話になりました。私たちが新しいブランドを立ち上げるというゼロからのスタートで様々な課題に直面するなか見守り続けていただきました。そんなSAN&についてはどのようなイメージをお持ちでしょうか。

SAN&様の商品の原点となっているホテル・レストラン向けの食器は以前から存じ上げていて、プロユースのスタイリッシュで高品質な憧れの食器でしたので、SAN&様の商品を初めて拝見した時は、その流れを受け継いだモダンでスタイリッシュな食器という印象でした。


130年の歴史がある老舗洋食器メーカーが手掛けてこられたプロフェッショナル向けのデザイン性はそのままに、「家庭で使う」ことを一番に考えられているのでアイテムの種類やサイズ感はより日常使いがし易くなっていると感じました。



 

——はい、レストランなど業務用で使える器ではなくご家庭で利用いただくことを考え、器のサイズ感はデザインする際には気をつけています。

和食器に思える食器も食洗機や電子レンジ対応であったりとさすがプロユースの品質を受け継いでいるなと感じることも多く、ご家庭用とプロユースの良いとこ取りですね(笑)


他のブランドとの違いは、そういったプロ向けの食器の利点もご家庭で愉しむことができるという点でしょうか。



 

——プロ用の品質を担保した器であることは我々の強みとするところですが、難易度が高く、製造や品質を管理する上での苦労が耐えません(笑)ふちもとさん自身がコーディネートを行う上で気を使う点などありますか。

食卓をコーディネートをする時に一番に考えるのは「季節感」。

私たち日本人は、知らずとも季節の移ろいを感じる感性を身につけていて、その感性に触れるものを目にすると心が動くと思っています。



 

 ——なるほど、季節感となるとその時々にあった配色や素材感が重要になってくるのでしょうか。

はい、色や素材の質感などで季節感を表現することを心掛けています。そしてもうひとつ、何より食卓の主役である料理が映えるコーディネートであること。


仕事柄メーカー様や百貨店様の商品をコーディネートすることが多いのですが、その場合は主役の商品がどうやったら一番魅力的に素敵に見えるかを一生懸命に考えます(笑)



 

 ——SAN&の器に関してコーディネートのアドバイスを頂くことがありますが、その際に大切にされているポイントはあるのでしょうか?

勿論あります!


SAN&様の商品に関しては、ホテルやレストランで食事をするときのワクワク感をおうちの食卓でも感じられるようなコーディネートをすることを大切に心掛けています。



——「レストランで食事をする際に感じるワクワク感をご家庭でもかんじていただきたい」という想いがSAN&立ち上げのコンセプトにもなっていますので、その点を汲んでいただきありがとうございます。ぜひ食器を使われるお客様にもそういった想いを商品やコーディネートから感じ取っていただけたら嬉しいですね。

 

——ふちもとさんがお気に入りのSAN&の食器はありますか?

初めてイベントでコラボさせていただいた時に一目惚れをして、ずっと“推し”なのは、ステンレスのお箸「Tsuru」とアイアンステムの「Fusion」のワイングラスです。

 

 会場で見つけてすぐにその場でコーディネートに使わせていただきました。
お箸のここまで攻めた細さ!は今まで見たことがありませんでした(笑)

 

でも手にしてみるととても使いやすく実用性も兼ね備えている。グラスのステムもアイアンだからこそできるスリムさがとてもカッコ良くて。2つとも普段のコーディネートをグッと格上げしてスタイリッシュにしてくれる優れものです。


本当にお勧めです。

 

——ありがとうございます!金属製品の品質の高さは、世界的な金属洋食器の産地である新潟でモノづくりを行っているSAN&の強みの1つでもあるので、その点をフォーカスしていただき嬉しいです。

和のコーディネートをモダンにするのに欠かせないのは質感のMIXだと思います。


普段の和の食卓に欠かせない和食器や木製のアイテムにプラスして、金属や石など異素材のものをぜひ取りいれていただきたいです。

上記でお勧めしたステンレス箸やアイアンステムのグラスはもちろん、ステンレスのリバーシブルトレーを和のトレーとして使うとコーディネートがグッとモダンになります。

他にもSAN&様には和を感じるモダンな洋食器もたくさんありますので、お手持ちの食器と合わせてコーディネートを愉しんでいただきたいです。



 

——コーディネートを愉しむという点では、「リバーシブルコーディネート折敷」は私たちからもお勧めしたいアイテムです。商品開発に際し、ふちもと様にもアドバイスをいただき、多くの方にテーブルコーディネートを愉しんでいただきたいという想いで作った商品です。

はい、そうですね。「リバーシブルコーディネート折敷」もコーディネートをするうえでは、お勧めのアイテムです。

大小2サイズのリバーシブルカラーの折敷、組み合わせによって正角折敷やティーマットにもなり和洋問わず様々なシーンのコーディネートに使えます。

2枚を重ねたり、並べたり、折敷遊びをする中で新たな発見がありコーディネートが益々楽しくなります。



 

——本当に組み合わせは多様なので、皆さんにも楽しんでいただきたいです。そんな我々SAN&にブランドアドバイザーでもあるふちもとさんが今後期待していることなどお伺いできますか。

私が感じるSAN&様の魅力の一つは国内産のものづくりにこだわっていらっしゃること。私自身も日本の伝統産業や職人技の継承問題、地場産業の活性に大変関心があります。


また食品廃棄物を原料に使ったSDGs食器への取り組みにも共感いたします。

日本の伝統産業の発展、そして持続可能な循環型モノづくりのためのご活動にもこれからも期待しております。



——我々が目指す方向性にもご期待いただきありがとうございます!伝統工芸技術を使った商品やSDGsに寄与できる食器を開発することで、日本が世界に誇れるモノづくりを次の世代に繋いでいくことは我々が重視しているテーマでもあるので、今後も注力していきたいと思います。

 

——最後に、ふちもとさんの今後のご予定などあれば是非おしえてください。

主に神戸でのイベントになりますが、定期開催の和包み講座の他、5月に神戸阪急様で水引のワークショップの開催、ギャラリーショップでの展示会「和らぎのくらし展」を予定しています。



 

——ありがとうございます。今後とも私たちSAN&へのお力添えいただくことになりますがよろしくお願いします!

本日はお忙しいところお話をお伺いさせていただき、ありがとうございました。

 

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