2025年各月の新月・満月カレンダーを詳細に紹介
年が明け2025年の一年が始まりました。
一年を通して様々なイベントがあるように「月(Moon)」にも毎月様々なイベントがあります。今年一年の月の運行状況をまとめてみました。
新月、三日月、満月とは何か
新月 (しんげつ)
新月は、月が太陽と地球の間に位置する時の状態を指します。この時、月の地球側の面は太陽の光を受けていないため、地球から見ると月は暗く、ほとんど見えません。新月の時期は、暦における月の始まりとされることが多く、新しいサイクルの象徴ともされています。
■特徴
・月が見えないか、非常に見えにくい。
・月の出と日没の時刻がほぼ同じ。
・新しいことを始めるのに良いタイミングとされることもある(占星術的に)。
満月 (まんげつ)
満月は、地球が月と太陽の間に位置する時の状態を指します。この時、月は太陽の光を全面的に受け、地球から見ると円形に輝いています。満月は非常に明るく、夜空で目立つ存在です。
■特徴
・月が完全な円形に見える。
・月の出は日没頃、月の入りは日の出頃。
・自然界や人々の感情に影響を与えるとされることがあり、満月の時期に不眠や感情の高まりを感じる人もいる。
三日月 (みかづき)
三日月は、月の満ち欠けの初期段階(または後期段階)に現れる形状で、細い弓形の姿が特徴です。月齢が3日目頃の月を指すことが一般的で、特に初めの三日月は「上弦の三日月」、後期のものは「下弦の三日月」に分類されます。
■特徴
・月が細い弓の形をしている。
・初期の三日月は夕方に西の空に見え、下弦の三日月は夜明け前に東の空に見える。
・日本では「三日月」が特に美的な価値を持ち、詩や絵画にしばしば描かれる。
項目 | 新月 | 満月 | 三日月 |
---|---|---|---|
形状 | 見えない | 丸い | 細い弓形 |
位置関係 | 月が太陽と地球の間 | 地球が月と太陽の間 | 月が満ち欠けの途中 |
時刻 | 日中に見える | 夜中に見える | 夕方または早朝に見える |
2025年の重要な日付
2025年に起きる月のイベントとしてはどのようなものがあるのでしょうか?
大きな月のイベントについてまとめてみました。
2025年2月11日
スーパームーン:この日の満月は、月が地球に最も近づくタイミングと重なり、通常より大きく明るく見えます。
2025年3月14日
部分月食:部分月食が発生します。日本全国で観測可能で、月の一部が地球の影に入る様子を確認できます。
2025年8月22日
スーパームーン:の日の満月は、月が地球に最も近づくタイミングと重なり、通常より大きく明るく見えます。
2025年9月7日
半影月食:月が地球の半影に入るため、月の輝きがわずかに減少します。日本でも観測可能ですが、変化は微妙です。
月の満ち欠けサイクル
月の満ち欠けサイクル(月相周期)は、地球から見た月の形が変化する周期を指します。この周期は、月が地球を回る軌道運動と太陽からの光の当たり方によって生じます。
月の満ち欠けは約29.5日(朔望月)を1周期として繰り返され、以下のように進行します
新月(しんげつ / New Moon)→上弦の月(じょうげんのつき / First Quarter)→満月(まんげつ / Full Moon)→. 下弦の月(かげんのつき / Last Quarter)→新月
日本語 | 英語名 | 月齢(おおよそ) |
---|---|---|
新月 | New Moon | 0日 |
三日月 | Waxing Crescent | 3~7日 |
上弦の月 | First Quarter | 7~8日 |
十三夜の月 | Waxing Gibbous | 10~14日 |
満月 | Full Moon | 15日 |
十六夜の月 | Waning Gibbous | 16~21日 |
下弦の月 | Last Quarter | 22~23日 |
細い弓形の月(残月) | Waning Crescent | 24~29日 |
2025年の新月・満月一覧
各月の満月と新月の日付
月 | 新月 | 満月 |
---|---|---|
1月 | 1月29日(水)21時36分 | 1月14日(火)7時27分 |
2月 | 2月28日(金)9時45分 | 2月12日(水)22時53分 |
3月 | 3月29日(土)19時58分 | 3月14日(金)15時55分 |
4月 | 4月28日(月)4時31分 | 4月13日(日)9時22分 |
5月 | 5月27日(火)12時2分 | 5月13日(火)1時56分 |
6月 | 6月25日(水)19時32分 | 6月11日(水)16時44分 |
7月 | 7月25日(金)4時11分 | 7月11日(金)5時37分 |
8月 | 8月23日(土)15時7分 | 8月9日(土)16時55分 |
9月 | 9月22日(月)4時54分 | 9月8日(月)3時9分 |
10月 | 10月21日(火)21時25分 | 10月7日(火)12時48分 |
11月 | 11月20日(木)15時47分 | 11月5日(水)22時19分 |
12月 | 12月20日(土)10時43分 | 12月5日(金)8時14分 |
運勢と運気の変化
新月・満月が与える影響
月が様々な影響を与えることに関しては、一部で科学的根拠もあるものがありますが、個人の心理的要因であったり古くからの伝統など文化的な影響が大きいのではないでしょうか。ただ古くから伝えられてきた内容については何かしらの出来事があっての経験であったり、自然現象があった歴史が脈々と繋がってきた結果だと思いますが皆さんはどう思いますか?
ここでは新月・満月が与えると言われている影響についてまとめてみました。
新月
●自然界への影響
・新月の時、太陽と月の引力が重なり合い、海の満潮と干潮の差が最大(大潮)になります。漁業や海辺の生態系に影響を与えます。
●人間への影響
・新月は新しいサイクルの始まりを象徴し、計画を立てたり、新しい習慣を始めたりするのに適していると言われています。
・一部の人は、新月の時期に感情が落ち着きやすくなると感じます。静かに内省するのに向いた時期ともされます。
・新月は古いものを手放し、新しい目標や意図を設定する時期とされ、スピリチュアルな儀式や瞑想に適しているとされています。
満月
●自然界への影響
・新月同様、満月の時も引力が強まり、満潮と干潮の差が最大(大潮)になります。
・動物の繁殖活動や夜行性動物の行動に影響を与えることが観察されています。
●人間への影響
・満月は感情やエネルギーが高まる時期と言われ、不安や興奮、不眠を感じる人が増えることがあります。
・満月は、努力や計画が結実する象徴とされることがあり、目標を振り返る時期とされます。
・満月は古い感情や執着を解放し、感謝の気持ちを持つのに適した時期とされ、満月の光の下で行う瞑想や儀式が行われます。
項目 | 新月 | 満月 |
---|---|---|
自然現象 | 月が見えない | 月が完全な円形 |
潮汐の変化 | 大潮 | 大潮 |
感情の傾向 | 静けさ、リセット | 高揚、不安 |
象徴 | 始まり、新しい意図の設定 | 達成、解放 |
行動 | 計画を立てる、内省する | 感謝する、振り返りをする |
月につけられた満月の名称一覧
月 | 名称(英語) | 意味・背景 |
---|---|---|
1月 | Wolf Moon(狼月) | 冬に狼が遠吠えする声が聞こえることに由来します。 |
2月 | Snow Moon(雪月) | 雪が最も多く降る季節を象徴する名前です。 |
3月 | Worm Moon(芋虫月) | 雪が溶け、土の中から虫が出てくる時期を表しています。 |
4月 | Pink Moon(桃色月) | 春に咲くピンク色の花(フロックス)にちなむ名前です。 |
5月 | Flower Moon(花月) | 春が深まり、花が咲き乱れる季節を反映した名前です。 |
6月 | Strawberry Moon(苺月) | アメリカでイチゴの収穫が始まる時期に由来します。 |
7月 | Buck Moon(雄鹿月) | 雄鹿の新しい角が生え始める季節に関連しています。 |
8月 | Sturgeon Moon(チョウザメ月) | 五大湖や川でチョウザメが豊富に獲れる時期を象徴します。 |
9月 | Harvest Moon(収穫月) | 秋の収穫時期に昇る満月。しばしば「中秋の名月」と重なることもあります。 |
10月 | Hunter’s Moon(狩猟月) | 狩猟を始める時期を表しています。 |
11月 | Beaver Moon(ビーバー月) | ビーバーが冬に備えて巣を作り始める時期に由来します。 |
12月 | Cold Moon(寒月) | 冬の寒さが厳しくなる時期を象徴する名前です。 |
2025年はBlue Moon(同じ月に満月が2回起こる)は発生がない年です。
月をモチーフにした作品や逸話
月は人を引き付ける様々な魅力があります。いままでにも月をテーマにした様々な作品や逸話があります。代表的な事例をまとめてみました。
■文学
・竹取物語
平安時代に書かれた日本最古の物語。
・月世界旅行
ジュール・ヴェルヌが書いた冒険小説で世界初のSF映画の題材として有名。月にカプセルが打ち込まれる映像はあまりに有名なワンシーン。
■クラシック
・月の光
ドビュッシーによる美しいピアノ曲。あまりに美しい旋律が特徴的でドビュッシーといえばこの曲を連想する人も多いのではないでしょうか。、またドビュッシーと同時期に活躍したフォーレにも同名の作品が残されています。
■絵画
・星月夜
ゴッホの作品。有名すぎるほどの絵画なので説明しようもないですがうねりのある夜空に輝く月が印象的です。
■その他
・「菜の花や月は東に日は西に」与謝蕪村が満月を詠んだ句。
・「Fly Me to the Moon」バート・ハワード作曲でシナトラの歌がいちばん有名なジャズのスタンダード。よくよく歌詞を読むととても可愛く、恋する気持ちと宇宙の広がりを掛けた内容。
・「月が綺麗ですね」夏目漱石が英語の教師を知ている際に「I Love you」を意訳したとされる言葉。真意はともかくこうしたセリフを知っていないと、いざというときに返答次第では大切な人を逃してしまうかもしれませんね。
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月の満ち欠けを表した箸置き
質感、色合いが月の表面(クレーター)を連想させ、陰影が味わい深いNEW Moon
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